シンガポールでおっちゃんは考えました

昨日はインド人街までメトロで行きました。地下鉄二駅ほどで片道 50円でした。

ネットで話題になっていた有名カレーレストランは、上品そうに見せかけて、そうでもなさそうでしたから、パス。食品マーケットに付属している活気溢れるフードコートでガシッとビリヤニを食べました。 320円。

野菜分が欲しかったので果物屋マンゴスチンを5つ。それじゃ申し訳ないので言われるがままにライチと、ライチがおっきくなって赤くなって毛が生えてる奴を、なーんか沢山買いました。500円。

今日は昼は中華街まで歩いて行って、他のテーブルは8人とかファミリーで盛り上がっている中、敢然と一人飲茶を敢行。一人で死ぬほど食って2000円でした。ビールは飲んでいない(ビールを飲むと値段が高くなりがち)から食い物だけ。私が本気出して食うとまあ常人の3人分位は食います。はい。

億劫なんで帰りは地下鉄に乗りました。三駅ほど乗って、やっぱり片道60円しませんでした。

で、こういう庶民の値段を実際に体験して、それでビジネスセンターで働いている人たちの給料を想像して、格差を実感しています。

会社が人を雇用するのに掛かる費用も安い、税金も安いから結果同じ仕事でも給料は日本よりずっといい。その上、社会インフラ費とかも全然安い訳ですから、日本でメイド喫茶行ってニヤついている人でも、こっちだと自分の家に住み込みのメイドを雇えるわけです。当然のごとく街中には所々にメイド斡旋の求人広告が張ってあるわけで、、、メイドさんはファンタジーじゃないの。うーん。

この国に住むとすると、ズバッとこの辺を割り切ってアゴで人を使えるようになる人間になるか、疑問に思いつつも目をつむって生きていくか、しかないのかなあ。どちらも嫌なんですが、、、幸い今のところその予定はありませんけれども。頑張って仕事してるのに、全く仕事しないで鼻ほじってる奴と待遇が同じなのは許せないはずなのに、格差がモロに見えてくると気持ちが悪くなる。世界中見渡せばそんな所の方が普通のはずなのに、、、私が甘ちゃんなだけなのかしら。

向き直すの面倒だからそのままにしておきます。死人街。狭い家に住んでいた貧乏人達は、死の汚れを隣の人々に撒き散ら恐れがあることから、自分の家で死ぬこともできませんでした。そのため、死を待つためだけの病院とも呼べないような長屋でその人生を終えていたそうです。そんな長屋が中華街のこの通りにあったそうです。すごい格差…