星のキャミバ様 Adventure Calendar 第二十三夜: 点心転進

今日のキャミさんは盛りだくさん。

ゆっくりする

えーっと、もうなんか職場ほとんどだれも来ないし、今月中はいろいろ忙しいから真面目に時間通り来なくていいって言われてるからちょっと朝ゆっくりしました

髪切る

外国に住むと髪切るのおっくうなんです。なんでですかね。日本語じゃない言葉で髪こう切れとか言い慣れないし、ってそもそも日本語でもあまり言ったことないんですけど、お話しなきゃいけないとか、もし変に切られたらどうしよう、とか、そんなところがおっくうなんですかね。

フランスに住んでたとき、すごい勇気を出して近所の美容室に行ったら相手してくれた兄ちゃんがなんと英語で
"You have beautiful black straight hair... <3"
と言ってくれました。あーゲイの方ですかー、と思いました。うらやましそうでしたねぇ。まあ、こちとら世界が嫉妬する髪持ってますからね。(っていうかアジエンスのコピーなんぞ10年前くらいに僕ら普通にパリで言うてましたよ。) それが初めてのゲイとの接触です。まあその後はパリで人付き合いしてくと普通に会うようになりましたけど。あすこは市長からしてそうだったしね。おおっ、今も市長してんのか、すごいな。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%82%A8

ニューヨークに三ヶ月いた時は結局なんか行かなかった、ような気がします。Web で調べれば調べるほどすごい切り方をされた、とか情報が出てくるので…あいつら英語上手いし!

で、シンガポー、ですけど、冬仕様の髪の毛が一ヶ月弱で伸びてきたので、まー行かなしゃーないわなー、てことで行きました。バーバー・ハナミってとこです。店はもうまったく普通の日本の理髪店で、あのマッサージみたいなのもあるし、値段も 2100円くらいでした。

中華系のおばちゃんに切ってもらいました。ちょっと中華男子と日本男子のあいのこみたいな髪型になりました。それはいいんですけど、12月にこんな短い髪の毛ってのが気になります。まだ日本の季節感に囚われているのですね。

写真を妻に送って駱太郎に見せたら初めのうち誰か判らなかったみたい

ちなみにシンガポールの日本っぽい理髪店って、バーバー・ハナミの他に、アザミ、ミナミ、となんでか間違いやすい名前になっています。どれかが元祖を真似したのかな。ハナミにしたのは一番空いてそうだったから。実際平日の朝11時に行ったので一番乗りでした。もし、あなたが日本式理髪店をシンガポールで開きたかったら、バーバー・アタミとか、ケガニとか、つけたらいいと思います。

昼大変

お昼ごはん大変なんです。オフィスは金融街ってほどでもないけど、まあそんなトコにあるんですが、今建設中の町なので、働いている人に比べて食べるところがまだ少ない。今日は、クリスマス前だし、クリスマスに点心食う奴もおらんやろと面ってなめて掛かったら満員でした。 くそーと思っていたら @teramonagi 先生がまさに私の食い損ねた店で食べている(ただし台湾)という呟きが、うわーんっ!

気がついたらまた Lau Pa Sat Festival Market でブッカケご飯系の物を食べてました。いいもん!安いもん!牛肉香辣なんたら飯!300円だぞ! うまいぞ! んで、その後にサトウキビ絞り汁を飲んで帰りました。絞り汁は 80円くらい。



TA (Tenancy Agreement) 来た!

エージェントからコンドの Tenancy Agreement が来ました!これは要するに契約書ですね。

この写真は実際の契約書が来る前に見せてもらった雛形。まあまずコレを読んでオカシイトコとか判らんとこあったら聞いてくれと。で、ちょっと書き込みがしてあります。本物は大家とか私の名前とか家賃とかw書いてあるから勘弁してください。

まあめんどくさい文章ですけど、読めないわけではない。どっちかって言うと仕事の Offre Lettre の方が長いしかったるいです。でもまあ確かにいくつかよくわからん所があったので質問したら親切に教えてくれました。この雛型で注意すべき点として、こういうことが書いてありました:

  • 敷金は2ヵ月分の二年契約、その後は一年毎更新の交渉ができる (家賃があがるかもしれないし、下がるかもしれない
  • 入居一ヵ月以降の設備の故障は一件につき 150SGD までの修理費は店子持ち、それ以上 150SGD 超える分は大家持ち (これが普通みたいですね
  • 犯罪でもして逮捕されたりすると、大家は店子を追い出すことが出来る。
  • Enbloc (建物全体の再開発)が決まった場合の退去予告は 3ヶ月前に連絡
  • 部屋を売った場合、新しいオーナーに契約はそのまま引き継がれる
  • 逆に言うと、好き勝手には追い出せない
  • Diplomatic clause を満たす場合のみ、店子は契約を解除できる

最後の Diplomatic clause が日本には無いので注意が必要でした。

Notwithstanding the tenancy is for a term of twenty-four (24) months from the date of commencement of this tenancy, it may only be determined after a period of twelve (12) months by the Tenant giving to the Landlord two (2) calendar month's notice in writing of the Tenant's intention to end the tenancy or two (2) months' rent in lieu of such notice if Mr Camlspotter, the occupier of the premises and employee of the Tenant shall be required by the Tenant to leave Singapore permanently on a job transfer or if the said occupier's employment with the said Tenant is terminated for any reason whatsoever. Provided always that the said written notice shall be accompanied by documentary evidence proving the event relied upon by the Tenant in the said written notice.

これはかなり難しいですよね…契約期間中は店子も勝手に出れないのです。出ても多分いいけど、家賃は二年分取られる。ただ、止むを得ない事情の場合は別、それは、

  • 仕事上のことでどうしてもシンガポールから外国に行かなくてはいけなくなった
  • 会社名義で借りているばあい、住んでいる人が会社からいなくなった

の二つ、まあ私は個人で借りるから、初めの理由だけです。それも、初めの一年目は駄目で、二年目からだけ。また、そうなった場合、その旨を二ヶ月前に申請しなくてはいけません。(すぐ出てもいいけど二ヶ月分の家賃は取られる。

日本のような店子保護が厚いところから来るとビビッてしまいますよね…

じゃあ、住み始めて一年後にちょうど海外転勤しなくてはいけなくなった場合、住んで十ヶ月後に申請すればいいのか、というと、そうではなくて、一年たってから初めて申請することが認められるのだそうです。ですから最低でも14ヶ月は家賃を払わなくてはいけません。

では、死んでしまった場合どうなるの?とか、会社クビになってシンガポール居れなくなったらどうなるの?とか、当然の疑問として沸いてきますね。だから聞いてみました:

  • 死んだ場合は海外転勤と同じ (やはり14ヶ月は払わないと駄目
  • 転勤ではなく、解雇などでシンガポールに居たくても法律上居れなくなってしまった場合: これは上の文章にその旨、書き加えてもらい、条項が適用されるようにしてもらいました

まあ、厳しいですけど、エージェント曰く、「実際のところ、一年以内でも出れないことは無いわ。今の家賃かそれ以上の家賃払う新しい店子を連れてくれば、大体は解決するわね。そういうのやったことあるし」とのお話でした。まあそんなことが無いほうがよいに決まっているのですがね。彼女のメールのフレーズが印象的でした

Contractually but practically, there is a way out.

「契約契約だけど実際は融通が効くから逃げ道はあるものよ」くらいの意味でしょうか。もちろんこれは大家と大家側のエージェントの裁量にも係わっているわけで、いつもそういうわけにもいかないと思いますけれども…

さて、この契約書を二部印刷して、それにサインをしてエージェントに渡すことになっています。それを向こうの大家およびエージェントがさらにサインしてお互い一部づつ持つというわけですね。こちらがサインしてから契約書が改変されるというリスクはあるんですが、それはどうなるんでしょう… (フランスではそういう悪徳大家が居ると脅かされたことがあります。それは渡すときに聞いてみましょう。

まだ不安ですが…まあどっか住まなきゃしょーがねーし、もう探す時間も体力もないし、これで行くか! あとは運ですね…

転進点心

夕食です。食べ物については執着が結構あるので、昼行きそびれた台湾点心に行きました。
オフィスの周りは夜は逆に空いているんです。宿の周りのオーチャードはオサレ空間らしく激混みなので、これからはオフィスの方で食べて帰ろうかしらん。

点心は簡単ですよー。座ってると英語しゃべれないお姐さんがメニューと伝票を持ってきます。言葉が通じませんが言葉が通じなくても注文できるから簡単なのです。メニューを見ると大体写真が載っているので、その番号のが一つ欲しかったら伝票のその番号のとこに 1 と書いて提出すると出てきます。

ただ、点心の問題は一人で行くと量がちょっとわからない事ですよね…そもそもある程度の人数で行ってわいわい食うもんだし…今回はちょっと頼みすぎました。一品減らしても良かった。

でこれだけで 30SGD = 1800円いかないってのが、これが点心パワーなのかそれとも円高なのか。おなか一杯です。

ああ、今は転勤直後のサービスアパート住まいなので、ご飯代が出るんですよ。ただ、レシート分しかくれないので…じゃあ食ってやろうじゃねぇか上限まで!と思いましたが…点心では不可能です…



クリスマスカード

おおっ、エージェントからクリスマスの挨拶メールが!