外国語は細かい事言っても始まらない

こんどこそOCamlと関係ない話。

どこぞのblogで、これからはToDoじゃなくてToCanだ、とか書いていた。いいこと書いてるなと思ったら、内容のことはほっといて、誰かがご丁寧に文法の間違いを指摘していた。

ToCanでいいじゃないですか。ToDoという文脈の上でならネイティブでもToCanが何が言いたいかはわかる。Hellow world とか Solly Japanese only とか Now roading とか All your base are belong to us とか、わかりゃいいんだよわかりゃー(最後は判らん罠)。そもそもどれだけのネイティブが、えーとなんだったかな、aux verbって奴ですか?そんな用語を知っとると思ってるのか。ウォール街のエリートでも何人いるか疑問だ。日本語でも連体詞なんて用語覚えてなくてもしゃべれるだろ?文法なんて意味が通じりゃどうでもいい。こういう重箱をつつくような指摘は百害あって一利なし。
俺はフランスで飢え死にしないためだけにフランス語を覚えたので会話の文法はメチャクチャだし文盲(読めるが書けない)だ。それでも最終的になんとかコミュニケーションは取れたし飢え死にしなかった。自然言語ってそういうもんじゃないか?書き言葉でも同じ。間違ってても意味が通じりゃそれでいいんだよ。ジョン万とか大黒屋光太夫とかいたでしょう。訴状や学術論文じゃあるまいし。

フランス語とちがって、英語はかなり金をかけたつもりだが、会話では今でも無意味に複数形にしたり、必要ないのにbe動詞をいれてしまったりする。でもコミュニケーションに困ったことはない。結局自然言語は文脈とハート、それとほんの少しのユーモアなんですよ。皆どんどん間違ってもいいから英語や外国語を書いたり喋ったりしてほしいと思う。

おう、でもOCamlをはじめとするプログラミング言語自然言語じゃないんで、皆きっちりした文法で書いてくれい。コンパイラ様が簡潔にちゃんと間違いを教えてくれるしな。一応OCamlネタblogなんで、触れとく。

まあ、自然言語でも、さすがに「Freeze!」と言われたら判らんと俺が今いる国はヤバいみたいだが。

酔いが回ってきたな。まあいいや。次回からはまた硬派に誰にも判らないOCaml談義をするぞ。