星のキャミバ様 Adventure: 滞在8ヶ月 + 図書館古本放出市に行きました

シンガポール生活ももう8ヶ月。南国特有の季節感の無さと、子育てに日々追い立てられていることによる時間感覚の喪失で、えっもうそんなにたったのか、という気がします。

始めの数ヶ月は子供が家にずっといたので妻は大変でいろいろとストレスがお互いにたまり喧嘩したりなどしましたが今はかなり慣れました。シンガポールは日本人には住みやすい外国ですね。この8ヶ月であったこと:

  • 子供がローカル preschool に行き始めた。英語の単語とかフレーズとか少しづつ喋るようになりました。なかなか良いスクールなので行かせてよかった。日本人の子は一人来たけど…速攻でやめた。親が英語喋れないので先生と意思疎通できなかったらしい
  • コンドに日本人が私達入れて 4部屋住んでいる。がホトンド会わない。なんだか日本人村みたいなコンドでは濃密な日本人社会があるようですが…私たちはそういう国籍だけで無理してお付き合いするのは無理なんで、ゆるーく生きていきたいと思います。
  • 近所の公園で息子に友達が何人かできました。ついでに親同士も知り合いになりました。日本人はいないw (大きいコンドに住んでいる子達はそこの遊び場で閉じてしまっているみたい
  • 冷蔵庫ぶっこわれて一週間冷蔵庫なし生活をした
  • ローカルレストランだいぶ極めたな!
  • 商店の移り変わりが速すぎる。日本の10倍くらいの頻度で店が消え、新しい店が入る

そんな感じ?細かくは妻が記録をつけているから私は逐一書かない。

でも今回は私一人でシンガポール国立図書館の要らなくなった古い本の放出市に行ってきたので、そのレポートを書きます。

もともとは妻が見つけてきた情報なんですが、妻が体調悪かったのと、混んでいるって話を聞いて、子供連れて行けないなあということもあり、私一人で行きました。

http://singaporeexpo.com.sg/2012/08/16/library-book-sale-2012/
https://golibrary.nlb.gov.sg/Programmes/Other%20Happenings/43873/Library_Book_Sale_2012.aspx
あやや。もっとフォーマルな公式アナウンスのページがあったのですが、さっさと無くなってしまいました。どんなものかというと、

  • 古い図書館の廃棄本を安く売るよー。英語と中国語はなんでも 2S$ (130円くらい?) マレー語タミール語は 1S$ だよ!!
  • 買える本の上限はなし
  • 大人、子供、幼児で分類しておいておきますよ
  • Singapore Expo という幕張みたいなところでやるよ

ってことが書いてありました。

私の目的は子供(2歳半)のための英語の本です。シンガポールの Kinokuniya でいろいろと絵本などを漁ったのですが、良い本はあまりありません。どうもベタな絵本が多い。これはシンガポールの図書館とかでも同じで、まあなんというか、安っぽいものが多いのです。絵といい写真といいデザインといい。日本の丸善の洋書コーナーの方がセンスがよいですね。そんな図書館の放出品が良いのか?という疑問はありましたが、安いし、ということで。

で実際行ってみた。

Singapore Expo というのは 東海岸に住んでいる私たちからするとまあまあ近い。駅名もそのまま Expo なので、駅から歩いてそのまま Expo に行けます。Changi 空港から駅で一つしか離れていない。国の産業的には Expo は国の顔になるのですごく便利に作ってありますね。

駅で降りた人の1/3位が会場に向かいます。まあさすがに古本ですからね…しかし皆さん妙に運ぶためのバッグが充実している。あせります。

会場に着きました!ガラーンとした会場に400人くらい既に並んでます。鉄格子(といっても手すりですが)の向こうには本のカートがずらり!図書館の人達と思われるフツーの善男善女が用意しております。しかし冷房は効きまくり、なぜかディスコ音楽に合わせ「ヨー、今日は図書市へよぉーこそぉー、今日はやっすいんだから皆かってってよねぇー、4649ぅ。開場まで15分だけど、皆あせらなくてもいいぜぇ、順番になぁ」みたいな軽いアメリカアクセントのDJみたいなのがお知らせしています。

で、中に入りましたが、大体シンガポールで「めちゃ混みだよ!」とか言われてるのは東京では piece of cake なのと同じで、たいした事はありません。有名どころの日本の古書市祭の方が気合入ってんじゃないですかね。開始30分ほどでだいぶ増えてきましたけれど、それでも楽勝です。

お客さんは始めすぐはローカルの人が多かったけどすぐに白人もちらほら見えるようになりました。結構フランス語を聞きましたね。西欧語のは英語の本しかないのにね。

本の分類、大人、子供、幼児で分けられているって書いてあったんですが、実際は Adult と Junior だけでした。まあ Fiction ですとなんとなくワゴンで分けられていて、幼児だと絵本になりますから子供の本とはすぐ見分けがつきました。Non-fiction というと図鑑系なんですが、これが選びにくい。テーマ滅茶苦茶なので。車の本の横に Peru とか Plants とか適当なので探す気がなくなりました。

古本といってもめちゃくちゃな状態なものはありません。予想通りあまりオシャレな本はありませんでしたが、いくつか気に入ったのをゲットできました。ここでもやはりシンガポーリアンの親御さんたちの本の選ぶ基準が良くわかりません。とにかく色が多いとかデーハーなのとかストーリー判りやすそうなのを選んでいきます。私がひねくれてるだけですかね。

大人の本だとさらに、同じようなペーパーバックだし、日本人はアルファベットの背表紙パッと見て内容がどうかとか難しいので探すのは大変かもしれませんね。でもアート系とかはぶあっついのが 2$ ですから気合入れて行く価値はあるのかも。古いけど。コンピュータの本は後で行ったので良いものが残ってなかった…というか残り具合から察するに一番乗りしても私が読みたいような本は皆無w

で小一時間もすると子供たちが親が選んだ戦利品を床に座って読み出したりして子供ゾーンはちょい歩きにくくなってきました。時々本が追加されたりもしてましたけれど、全体としては皆が一通り見た感じになって少なくなってきたので、パッと出ました。表紙でジャケ選びしておいたのを内容を精査して、まーどーもなー、というのは退けて、レジへ。

レジは12個ぐらいあり、全然待たされませんでした。早めの退出だったからでしょうか。出口には TaQビーンのヤマトが張っていて送りたい人は送ってくれるそうですが、いやー戦利品はすぐ見たいよねーってことで誰も使っておらず。

結局16冊なので 32$ 2000円弱で古くはなっているけど面白そうな絵本が買えたので満足しています。重かった。

と思っていたら!同時刻に知り合いの日本人の方がお子さんに36冊買っていたそうです。で 黒猫TaQビーン! むむむー負けたー。

ま、古いものをリサイクルするってアイデアは歓迎だし、古本市なんぞ久しぶりだったので楽しかったです。来年も今度は子供と行こうかなあ。上着もって。