星のキャミバ様 Adventure Calendar 第二十夜: Pay day and Pay back time!
今晩は、星のキャミバ様です。
ニュース二件
- 給料日にちゃんと給料が振り込まれた!
- 家が決まった!!
給料日
給料日です! 実はウチの会社には恐ろしい罠があるのです。研修の際に各人の銀行口座番号を教えてくれるのですが(ああ、銀行なんで、口座くれるんですよ)、それを給与振込みデータベースに入力するのは各社員の責任なのです。もし、間違っていると…
給料日に給料が振り込まれない
ぬおっー。変な話です。東京支店は日本では一般の銀行業務がまだ弱い銀行ですので、他行の口座を給与振込みに設定できるのですが (というか、そうしないと ATM の無い口座に給料振り込まれても…ですよね?)、シンガポールでは、ちゃんとプレゼンスのある銀行なので、自行の当座アカウントが普通に使えます。だから、そこにしか給与振込み口座を設定できないのです。要するに、選択無し。無しだったら、初めから給与振込みに設定してくれてればいいんですが、何故か出来ないのです…
で、もし間違った情報を入力していると、給料日に給料が入らず支払いがどんどん伸びていく… 恐ろしい話です。移民して当座の金が必要なのに…
じゃあ正しい情報入れればいいじゃんって事ですけど、今月の7日までに入れなきゃいけない。間違いに8日に気づいて直しても20日には間に合わず30日の振込みに… じゃあ、7日にあってるかどうか確かめればいいじゃん?ええ、確かめましたけど、やっぱり不安じゃないですか。11桁の口座番号の初めの 0 を覗いた 10桁を入力しないと死亡とか、いろいろトラップだらけなんです。だから、合ってるかどうか調べたいんですけど…個人情報ですから、誰も調べられないみたいなんです。だから、もうすごい気合を入れて入力はしたんですが…
口座番号は完璧だったんですけど、「星・キャミバ」、と入れるところを「キャミバ・星」って書いていたんです7日に。で、8日に気づいたんですよ、あぅ逆だぁ… 8日に直したんですけど…
で、どきどきしていたんですが、ちゃんと給料入ってました!! ふひぃー。口座の持ち主の名前の欄は必須欄ではなかったので、大丈夫だったみたい。
家が決定
家を借りたいよーという Lettre of Intent を提出していたのですが、ついに大家さんからサイン入りの Lettre が戻ってきました! というわけで家が借りられます。一ヶ月しか今のサービスアパートには居られないので、家探しは一番優先順位の高いタスクだったのですけれども、これで落ち着きました。日本に妻と子供を置いてきて独りで物件を探していたので非常に辛かったんですけど、多分妻も喜んでくれる物件だと思います。
しかし今月2日にエージェントに連絡して、それで二回、合計16軒内見して、最終的に物件が押さえられたのが20日の夜でした。まあその間に研修とか、銀行口座とか、滞在許可とか、仕事とか、それぞれやっているわけですが、結構時間かかりましたね。シンガポールに来る人は日本にいる間に、エージェントを決めるまではしなくてもいいと思いますけど、 property guru とかで、なんとなくでも、相場観とか、予算とか、住みたい場所とか、考えておいてから、来たほうが良いですね! ああ、あと、予定家賃の三か月分+αの現金もね! (現金以外に何か手があるかもしれませんが、
- 銀行口座開くのにちょっと時間がかかります
- トラベラーズチェックをその口座に入れるにはさらに2週間かかります (某C銀行、某S銀行) 頑張ってインド人街の両替商でチェックを現金化+両替すれば、一日で済みますが、まあちょっと勇気がいりますよね
- 日本からお金をその口座に振り込むのにも、時間がかかります (日本の銀行によっては送金先口座事前登録に一週間かかりますし、さらに振込みにも時間が。ゆうちょで電信なら登録なしで4~6営業日かな?
- 小切手帳が届くのに時間がかかります
- 契約に、労働許可証のコピーが必要。許可証を貰うのにも時間が
などなど、結構綱渡りのタイミングなので、一ヶ月では出来ない人もいると思います。すごーく、ストレス感じますよ。お腹の調子が悪いのは、食べ物のせいか、それともプレッシャーのせいか…
さて、Lettre of Intent が accept されると同時に渡していた家賃一ヶ月分の小切手が保証金となり、これから10日の間に本契約に移ります。本契約までに、あらーやっぱやめるわ!って借り手が言うと、この保証金は取られちゃう。契約社会ですね!
物件は結局、東海岸の近く、カトンという下町付近になりました。植物園近くも捨てがたかったのですが、予算内で近い物件が岡の上にしかなく、実際に行ってみたところ、自分ひとりで晴れている日に登るのならともかく、豪雨が降ったり、子供連れて、毎日昇り降りはちょっと辛そう、車いるなぁ、て感じでしたので諦めました。まあ、二年後気が変わったら岡の上に無い物件が出てるかもしれないし、その時引っ越してみるか考えます。
東海岸の物件は、これまあ良さそうだけどってエージェントに聞いたら、10分ほどして、
他の人が借りたいって打診が来てるらしいわよ、家賃は 向こうの言値-100SGD で
と言われたので、うむぅ、ここで失うわけにはいかん、と思ったものですから、
じゃあ、「灰原はん(って誰だ)、こっちは言値きっかりで借りる、今すぐ LOI と保証金も出す!どや!」と言って攻め込んだ結果、直後に物件に移動、向こうのエージェント、こちらのエージェント、そして私で最終的な物件確認後、LOIを作成し、保証金小切手を渡したのです。この間、およそ数時間。
「で、どうなの?これで勝てるの?
「競争相手は、まだ口交渉の段階だったし、あんたの方が値段高く払うって言ってるし、保証金小切手も渡したし、どう考えてもいけるでしょ
といわれましたが、まあ不安ですよねえ。大家さんが欲張りだとこのすぐ 言値+100SGD とかでポスティングして、それを一瞬で他人に取られたり、とかあるらしいですし (まあ、そんなガメツイ大家の物件なんか後々大変だし、こっちから願い下げですけどね!
まあ、先に申し出たのに蹴られてしまった人はカワイソウですが… LOI を出してない時点で一つに絞れてないってことなので、多分複数のところに打診していたりするんでしょう。あと、家賃値切るか?ってことなんですけど、結構な物件に negotiable って書いてあるので、時間に余裕があればネゴってみるのもいいと思います。すべてにおいてそういう社会だしね。
第十八夜はそんな感じで疲れきっていました。
まあ、どうなんでしょうね、借りたいって言ってた人は、ほんとに存在したのでしょうか、わかりません
- ホントに存在した、だから急遽動いてよかった
- 大家側エージェントのブラフ
- 私のエージェントのブラフ (もーいーかげんに植物園近く諦めてこっちにしなさいよ
まあ、最後は無いと思います、なぜかというと、植物園近くの物件の方が家賃が高いので、彼女の手数料も高くなるし、寸前まで、植物園近くの物件の内見予約に動いていてくれたので
で、私も東海岸の物件に飛びついた格好になるんですが、別に焦ったかな?という気持ちもありません。植物園付近の物件はかなり検討して、うーん、住みたいところだけど、無理がいろいろあるなー、どうしよう、と唸っていたところだったのです。植物園側は3つ候補があったのですけど、家賃が高い物件、隣で工事が始まっている物件、隣が丸見えの物件、とそれぞれ難があった。それに対し、東海岸の物件は、植物園が近くに無い、というくらいの難点なので。植物園行きたきゃタクシー乗れば片道700円くらいで行けますから。東京の初乗りと変わりません。
まあ、とりあえず、めでたい、めでたい。
ということに、しときましょ。