CUFP 2011 Tokyo のお知らせ


C.U.F.P. (Companhia União Fabril Portuense)

関数型言語の国際会議 ICFP の今年の開催地は東京です。ICFP のアジアでの開催は初めてですね。F# も正式にリリースされましたし HaskellHaskell Platform が立て続けに出てます。Coq や Agda などの依存型の言語ユーザも増えてきました。(OCaml もひっそりと順調にバージョンが 3.11 から 3.12 にあがりました。) (OO 寄りの Scala とか型の無い言語は僕よくわかりませんごめんなさい。触れてない型付関数型言語ユーザの方もごめんなさい。) そんな訳で関数型言語界隈はこのごろ活気付いています。

2011年は日本における関数型言語ブレイクの年になるか?なると嬉しいなあという方にお知らせです。

ICFP 2011 に併設されて CUFP workshop 2011 が開かれます。CUFP workshop は普通の学術学会ではなく、関数型言語を積極的に商用利用しよう!という人たちの交流の場として作られました。

「実際に仕事で関数型言語を使っているんだが、外の世界ではどんな使われ方がしているんだろう?」「関数型言語ってのがいいと聞いたんだけど、本当に大規模な仕事に使えるのか?」そんな方は是非 CUFP に参加してください。世界中の関数型言語で飯食っている人達が一堂に会し、その仕事の話を聞けるのは CUFP だけ!

さて、CUFP は聞くだけではなく、話をする場でもあります。特に今年は日本での開催ですので、是非是非日本の皆さんの関数型言語による取り組みをご紹介していただければ、主催者達も大変に嬉しいです。詳しくは CUFP 2011 のページ(http://cufp.org/2011-call-presentations)をご覧頂きたいのですが、

  • 体験レポート: 関数型言語でこんな事をやってみたぜってお話。25分間。技術的に難しい話である必要はありません。むしろ、営業、マネージメント、ソフトウェア工学的にこんな工夫をしたら上手く行きました! という話を歓迎します。
  • 技術的なトーク: こんな関数型言語の機能を仕事に使ったら綺麗に書けてスケールしたよ、といった技術よりな話。25分。もちろん仕事の話なので特定のプログラミング言語をコンテクストに話しても構いませんが、他の言語のユーザーにも気を使ってくれると助かります。

登壇希望の方は話したい内容を CFP のページ (http://cufp.org/2011-call-presentations) のアドレスに送ってください。普通の学会のように十何ページの原稿を書く必要はありません。A4 一枚位で結構です。(もちろん英語でネ) 締め切りは 6/15 です。

なんと不思議な事に他薦でもオッケーです。誰か話させてみたい人がいたら是非お知らせください。

え?私?いやー、私以外に適任者はもっといますョー。それに、いくら私にさせようったって、今年はうまくいきませんよ! 私、本年度の PC member を勤めさせて頂いておりますから、インサイダーです。フハハ! というわけで、CUFP 2011、よろしくお願いします。

なお、招待公演者の一人として、私の同僚の Lennart Augustsson が内定しています。国際邪悪なCコードコンテストで三回受賞している妙でナイスな経歴の関数型言語研究者です。