で出来たポスターがコレ

OCaml Meeting 2009 in Tokyo のポスターが出来ました。ウダウダやったおかげでようやく納得行く物が出来ました。まだ手を入れようと思えば入れれる所がありますが、取り敢えず大体完了です。まー後は、今日今から伊東屋寄って筆ペン買ってみるけど、うまくいくかわからんね。

オリジナルは 3M超えですが、何が書いてあるか御興味があれば。


元になった資料は槖駝考という文政七年(1824年、江戸時代後期)に書かれた駱駝に関する書物です。この年、オランダの大使が幕府にヒトコブラクダ二頭を献上、しかしナマモノがめんどくさかった幕府(!!)は受け取りを拒否。そのおかげで駱駝達は香具師に売られ、見世物として長崎から江戸へと登っていきました。そのため江戸を含め、駱駝が通過した地方では一大センセーションを巻き起こし、この年、駱駝に関する書物が幾つも出版されました。
それまで、駱駝といえばフタコブラクダ、それも文献を通してでしか知らなかった江戸時代の学者には、ヒトコブラクダの登場は大きな驚きであり、今まで文献を通してしか世界を見ていなかった自分達の姿勢を反省したそうです。1774年の解体新書をはじめとして、こうやって少しづつ、日本も pre-science から science への道程を歩み、開国へとつながっていきます。
和題とポスターの体裁は、平賀源内の東都薬品会(1762年、画像)を参考にしています。
初めて OCaml Meeting を日本で行うに伴い、当時の発見や興奮のようなものを日本の OCaml 界に引き起こせれば、と思いこの絵を選びました。ってのはアート作品にありがちな後付けのコンセプトです。要するに俺一回こういうのやってみたかったんだよ!!

高校時代は書くゲーム全てスゴいイフェクトのタイトル画面止まりなため、タイトルのcamlspotter と呼ばれていた私ですが、今回ばかりは内容も頑張ります。
プログラムは大体固まりつつあり、おそらく lightning talk セッションを設けることになると思います。皆さんにやってくれませんか!とお願いを乱発することになると思います、よろしくお願いします。