泥沼化する Objective Caml Programming Language

http://d.hatena.ne.jp/camlspotter/20090302/1235953483 の続きです。
これは、もう、、、こじれにこじれてますね。
Jason Hickey の言い分(一部):

The current text is submitted and ready for publication since Jan
2008, but it has been delayed. Mr. Rentsch made a formal request to
CUP to review the manuscript. We sent him a copy in Jan 2008; he
acknowledged receipt, but the status has been in limbo while we await
his review. I now believe that this may have been a delaying
tactic...

もしホントだとすると「これはひどい(超)」に分類されるような事ですね。レビューを要請して相手側の原稿をチェックした上、出版を遅らせて、その間に自分の本を先に出してしまったとしたら、、、
まあ所詮は当事者の問題なので、勝手に law suit でも何でもやってください、なんだけど、回りにとっては迷惑でしかない。
募集と偽りOOデザインを盗む企業」でも書いたけど、アカデミアにもこういう話結構転がってて嫌になりますよ。アカデミアの研究者の本質は個人事業主にすぎないので、研究者同志の共同作業ってのは非常に利害が対立しやすい。事前に研究内容の分担をハッキリさせるとかしとかない限り、心から信頼できる人としか共同研究しちゃダメだと思います。また共同研究したければ、研究者以前に、まず人から信頼される人間にならねばなりません。(それが無理なら一匹狼でどんどん業績を出せる能力が必要です。それは私には無いみたい。)
まとめ: アカデミアだからと言って、いや逆にむしろアカデミアだからこそ、ナイーブな奴は喰われる。