OMake を使ってダラダラと仕事してたら簡単すぎるということで時給を下げられた!!

そんなわけない。

なんだか流行るのか流行らないのか判らない OMake(http://omake.metaprl.org/index.html)。

その影の部分にちょいと光を。

ソースコードが数十万行ぐらいになると OMakefile の依存解析に数十秒かかる。なので、persistent mode*1が便利というか必須。-P 使わないで omake => debug => omake => debug ループし始めると依存解析の間に はてな人気エントリーなぞ余裕で全部読める。というわけで、-P を知らないで作業していると勤務時間の半分を はてなの巡回に費してしまう、ということも可能。管理職は従業員の動向に注意しよう!*2

まぁここまで使い込む人もめったにないと思うけど、大規模に使う場合は、このスケーラビリティの問題を念頭に入れて使ったほうが良い、ということで。まあ -P 使ってれば、時間かかるのは立ち上げ時と OMakefile 変更したときだけだし、それでもメリットのほうが大きいんだけど。

OMakefile のルール定義は、一見 Makefile に似せた文法のため、簡単な Makefile を簡単な OMakefile に翻訳するのはそのお蔭で簡単。でも実は OMakefile の言語は実はちゃんとしたプログラミング言語になっていて、非常に複雑な事を記述可能。プログラミング言語だから、何の必要があるのかわからないが fibonacci が書けたり、object まである。だが、一見 Makefile に似せてあるため、スコープとかがすごくキモい謎言語である。マスターするには正直、胆力が必要。所詮 OMake は便利な道具だから使っているわけだけなので、プログラミング言語としてマスターする必要はない。(他に勉強したほうがいいことは世の中沢山ある。)万が一、この泥沼に踏み込みそうになったときには、自分はさっさと退避して、マイナー言語オタクの誰かに押し付けたほうがいいョ。

追記

問題が出てくるコードの行数、桁を一つ多めに書いていたので修正。

*1:-P によるファイル監視モード。omake が居座るので依存解析は OMakefile をいじらない限り始めの一回限りですむ。

*2:もちろんタイトルは釣り。